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FIREと既存の早期リタイアの違い(リタイア後の生活資金、どう考えていますか?)

公開日:2022年09月30日 カテゴリー:トピックス タグ:

ご質問:33歳の男性です。最近FIREという言葉をよく聞きます。早期リタイアのことだと理解しています。まだ具体的には考えていませんが、早期リタイアに憧れる部分もあります。早期リタイアするにはいくらくらい必要なのでしょうか。気をつける点も教えてください。

◆早期リタイアとFIREの違い

まずFIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的自立を実現して早期にリタイアする生活スタイルを意味します。早期リタイアという点では従来のそれと変わりませんが、両者はリタイア後の資金の考え方に違いがあります。早期リタイアは資産を切り崩して生活するのに対して、FIREは投資の運用益などで生活し、元手が減らないようにします。

◆どのくらい資金が必要?

早期リタイアに必要な資金は一概にいくらとは言えません。どこで暮らすのか、持ち家か賃貸か、どの程度の生活レベルを望むのかによって違ってくるからです。趣味にどのくらいのお金がかかるか、各種税金はどのくらいかなど自分のライフスタイルを具体的にイメージして、シミュレーションすることをお勧めします(下図を参照)。

◆FIREの4%ルール

FIREには、毎年の生活費の25倍の資金が必要との指標があります。この資金を年4%で運用できれば投資元本を減らすことなく運用益だけで暮らしていけるというのが4%ルールです。FIREも一種の「セカンドライフ」ですから、老後を考えるきっかけになります。どんな人生を選ぶにしろ、早めに準備を始めて、具体的な行動に移しておくに越したことはありません。

「貯金を切り崩していく一方の生活がストレス」、「やることがなくて退屈」といった悩みを抱える早期リタイア者もいるようです。こうした点への対策も考えておくべきでしょう。

担当:久米